第7回(平成17年度)の選考結果と受賞者の経歴
げんでんふるさと文化賞
げんでんふるさと文化賞とは、福井県の地域文化の普及・発展に永年に渡り尽力し、顕著な功績を収められた人への功労に対し贈呈しています。
吉田敏夫【俳句】 (鯖江市)
昭和29年、句作を始め、以来、常に新しい俳句を目指し、句集などを上梓・研鑽。平成5年、福井県現代俳句協会を設立し、会長として活躍。また、創刊50余年の俳句誌「幹」の代表兼編集長としてふるさと福井の俳句作家の育成に尽力されました。
第20回国民文化祭ふくい2005俳句大会、文芸合同大会には、企画委員長として、福井文化の特色をアアピールするなど、その成功に大きく貢献されました。
幸光八洲治【書道】 (敦賀市)
永年にわたり書道を研鑽され、県内、中央展で数々の受賞作品を発表、平成8年には福井県代表として中国美術学院に留学、書の研修と有効交流に貢献されました。
昭和56年、敦賀市立博物館に日展作品を寄贈。また、市民講座などを開設し、後進の指導に力を入れられるなどふるさと文化の振興に尽力。一方、(社)若越書道会の副会長、福井県書作家協会副会長などの要職を務め、本県書道界の発展に大きく寄与されました。
清水八洲男【音楽】 (福井市)
昭和42年福井大学卒業。以来38年余、県内中・高校の音楽教員として勤務の傍ら、指揮者、演奏者として県内音楽会で活躍。学校吹奏楽部の育成では、丸岡中学校同部を4回にわたり全日本吹奏楽コンクール全国大会に出場させるなど音楽指揮者として顕著な功績をあげる。県内の高校オーケストラ・ジュニアオーケストラの育成にも貢献。平成元年、県下で初めてフクイ室内管弦楽団を設立し、主宰者兼指揮者として指揮にあたり、音楽界の充実と広く地域文化の普及向上に尽力している。
げんでん芸術新人賞
げんでん芸術新人賞は、新人芸術家として将来を多いに期待される芸術活動を行う人に対し贈呈しています。
今村 鷹洌【剣詩舞道】 (越前市)
昭和63年、福井大学教育学部卒。鯖江市東陽中・中央中学校吹奏楽部の指導にあたり、全日本吹奏楽コンクールの県代表として、北陸大会、中部日本大会に、常に金賞等上位入賞を果し、その指導力は抜群。県内地域の文化行事にも多数出演。定期演奏会を開催し、音楽文化の普及に尽力、平成15年より県吹奏楽連盟・常任理事も務め、この界の振興のため益々の活躍が期待される。
前田美智代【洋舞】 (越前市)
東洋大学文学部卒。昭和46年よりクラシックバレエを始め、フクイバレエ団ノムラ陽子氏に師事。平成3年、武生市で前田美智バレエ教室開設、以来独自の創作バレエの振付・演出や、生徒の育成に指導力を発揮。
同12年以来のふくい県民文化祭、同17年国民文化祭洋舞フェスティバルに企画、出演し、大きな成果をあげるなど、洋舞界の指導者として今後の活躍が期待される。