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共催

「齋藤一郎の世界の音楽の旅」を開催しました

開催期間 2001年3月20日

本県出身の指揮者、齋藤一郎さんと作曲家笠松泰洋さんが共演するコンサート「齋藤一郎の世界音楽の旅」(福井県文化振興事業団主催、当財団共催)を、平成13年3月20日、福井市のハーモニーホールふくいで開催しました。
オーケストラには関西フィルハーモニー管弦楽団、ナビゲーターに女優の中嶋朋子さんをお迎えした豪華な布陣で、齋藤さん自ら企画したトークショーを繰り広げるなど、クラシック音楽の魅力を披露しました。

第1部では、ヨハン・シュトラウス2世の喜劇「コウモリ」序曲、交響詩「中央アジアの平原にて」など3曲を演奏。
斎藤さんと中嶋さんのトークで欧州各国のイメージを色濃く盛り込まれた名作の歴史的背景や音楽的表現に楽器のフレーズを弾かせるなどわかりやすく解説。
音の絵画のように楽しく、時には力強く、弾力性に富んだ旋律を披露し、齋藤さんの描写的な表現が際立っていました。

第2部では、笠松さんの新作「アマメムノンとカッサンドラ」が初演披露されました。
これは、ギリシャ悲劇に題材を取った作品で、自らトルコの民族音楽ズルナと葦のリードで楽器ジプシを吹奏。
中嶋さんの迫真の朗読でドラマの中へと誘い込み、オーケストラの演奏と一緒になって、”歌のないオペラ”の音楽世界を表現していました。
最後に、アンコールに応え、ブラームスの「ハンガリー舞曲」第5番で締めくくり、会場の約900人の聴衆から大きな拍手が送られていました。

開催場所

福井市・ハーモニーホールふくい