当財団では、毎年県内の福祉施設を巡回訪問して、福祉演芸会を開催しています。
今年は、豊来家玉之助さん（太神楽曲芸）と林田麻友子さん（演歌歌手）のお二人をお招きし、平成23年10月4日、敦賀市のリバーサイド気比の杜を皮切りに3日間にわたり6会場で開催しました。
神楽とは、神に奉納するために奏される歌舞のことです。
太神楽とは、伊勢神宮などの神官が神社にお参りに来られない人のために各地を巡って、獅子舞により祈祷やお祓いを行ったのが始まりと言われています。
このとき、ともに演じられたのが太神楽曲芸で、傘回しや皿回しなど日本の伝統芸能であり、大変めでたい曲芸です。
「客に驚いてもらう、楽しんでもらうことに強くこだわっている」と言う玉之助さん。
楽しい口上とともに客席と一体となる舞台を披露しました。
最後に、「残業サービス」と称し、一人ひとりを回り、獅子頭で足腰の悪いところを噛んで治してあげていました。
一方、歌謡ショーでも、林田さんが舞台から客席に降りて一緒に歌ったり、また手拍子や掛け声も出るなど、予定の時間をオーバーする熱演でした。

平成23年10月4日　　敦賀市・リバーサイド気比の杜、小浜市・アクール若狭
平成23年10月5日　　越前町・やすらぎ荘、福井市・さくら
平成23年10月6日　　越前市・シルバーハイツ武生、永平寺町・ひかり苑
参加者：延べ約600名