げんでんふるさと文化賞・げんでん芸術新人賞

GENDEN AWARD

第18回(令和7年度)の選考結果と受賞者の経歴

げんでん芸術新人賞
げんでん芸術新人賞は、新人芸術家として将来を大いに期待される芸術活動を行う人に贈呈しています。

竹沢 友里【洋楽(ピアノ)】(福井市)

福井県文化振興事業団が運営する「越のルビーアーティストバンク」の登録アーティストとして、長年福井県内において音楽文化の普及に取り組んできた。

福井県文化振興事業団の事業においては、県内の中学校や特別支援学校を中心に演奏会を行う「出張音楽堂」のコーディネートや、「若い芽コンサート」での音楽家を志す福井県出身の中学生及び高校生との共演などを中心に、若い世代への音楽鑑賞の機会の提供や演奏活動のサポートに尽力している。又、事業団外での活動として、(公財)げんでんふれあい福井財団主催の「ソプラノSolo and マリンバDuo オータムコンサート」への出演や、福井赤十字病院でのクリスマスコンサートなど、県内各所で優れた音楽鑑賞の機会を県民に広く提供し、演奏家として活動している。

平成11年、17年に福井県音楽コンクール福井県教育委員会賞を受賞し、その後は、平成21年には第10回日本アンサンブル・コンクールで優秀演奏者賞等を受賞、平成22年には全日本合唱コンクール(伴奏)で金賞も受賞している。

現在は、福井県立道守高等学校の非常勤講師として教鞭を執り、後進育成に努めている。

 

 

 

山村 倫代【工芸(七宝焼)】(大野市)

平成18年から自宅工房で制作活動をスタートさせた。初期はハートのモチーフを多く取り入れた柔らかな印象だったが、近年は原色を使った力強い作風に。作品も大型化し、金箔と銀箔を多用したきらびやかさを持つのも特徴の一つとなった。

地元大野にアトリエを構えて制作活動にまい進しつつ、「七宝焼」の魅力を多くの人に知ってもらおうと、制作体験ができる場や大作を鑑賞できるスペースがあるギャラリーを令和5年に自ら開設し、普及にも努めている。

作家として、福井県美展では平成21年の初入選を皮切りに、知事賞など数々の賞を受賞。平成29年には日展初入選を果たし、令和2年以降は連続入選している。日本現代工芸美術展では現代工芸賞などを受賞し、令和7年は現代工芸本会員賞も獲得。