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第9回 能・狂言を楽しむ会を開催しました

開催期間 2006年11月17日

第9回 能・狂言を楽しむ会

 
当財団では、日本古来の伝統芸能に触れていただくために、観世流能役者の味方玄さんを始め能楽師をお招きし、平成18年11月17日、敦賀市のプラザ萬象能楽堂にて、第9回能・狂言を楽しむ会を開催しました。

昼の部では、敦賀市内の中学生(角鹿、松陵、西浦、東浦)約400名が体験学習の一貫として鑑賞しました。
公演前に、味方玄さんから「地謡座」「後座」「橋掛り」などと呼ばれる能舞台の構成や「シテ方」「ワキ方」「囃子方」「狂言方」などという役割分担などの基本的な説明と、演目の「敦盛」のあらすじの解説、さらに「大鼓」「小鼓」「太鼓」など能の囃子に使われる楽器の説明を聞いた後、中学生の代表が楽器をたたく体験が行われました。
その後、「敦盛」が演ぜられ、生徒たちは、能役者の姿、立ち振る舞いや囃子方の演奏、地謡の斉唱に見入り、伝統ある能を楽しんでいました。
味方さんは、「能は室町時代に始まり、六百年を得た古典芸能で和風ミュージカルです。能は難しいという先入観を捨てて、軽い気持ちで観て何かをつかんで下さい。」と語っていました。

夜の部では、約300人の一般のファンが会場に集り、味方健さんから演目の解説を聞いた後、最初は茂山千三郎さんと松本薫さんによる狂言「鬼瓦」が、続いて能「融・舞返」が味方玄さんらによって演ぜられました。
観客は奥の深い能と狂言の世界へと誘われ、終わりに会場から盛大な拍手が送られました。

開催場所

敦賀市 プラザ萬象