平成10年より、オーストリア国立ザルツブルクモーツァルテウム音楽大学ピアノ演奏科コースに留学していた今川裕代さんが、このほど同大学を修了し、帰国後初めてピアノリサイタルを平成14年3月16日に福井市のハーモニーホールふくいにて開催しました。（当財団協賛）
リサイタルは、ベートーベン作曲「幻想曲作品77」に始まり、クラシックの美しい旋律を会場に響かせ、後半は、ブラームス作曲「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ作品24」など、繊細で流麗な調べを演奏されました。
8年に渡るクラシックの本場ヨーロッパでの留学で得たピアノへの情熱を見事に披露し、集まった約400人の聴衆から大きな拍手が送られました。
今川さんは、福井市の出身で、仁愛高校を経て、平成6年、ドイツの国立シュトゥットガルト音楽大学ピアノ科に入学。同10年、同大学を首席で卒業。同年、当財団の「特別奨励金制度」の第2回の対象者に選ばれ、オーストリアの国立音楽大学に留学。本年3月同大学を修了されました。
将来有望な若手ピアニストとして、今後の活躍が期待されています。