主催
第9回 能・狂言を楽しむ会
開催期間 2006年11月9日
当日、昼の部では、敦賀市内の中学生(角鹿、松陵、西浦、東浦の各中学校)約400名が体験学習の一貫として鑑賞しました。公演前に、味方玄さんから「地謡座」「後座」「橋掛り」などと呼ばれる能舞台の構成や「シテ方」「ワキ方」「囃子方」「狂言方」などという役割分担など基本的な説明と、演目の「敦盛」のあらすじの解説をうけ、さらに「大鼓」「小鼓」「太鼓」など能の囃子に使われる楽器の説明を聞いた後、中学生の代表が楽器をたたく体験が行なわれました。その後、「敦盛」が演ぜられ、生徒たちは、能役者の姿、立ち振る舞いや囃子方の演奏、地謡の斉唱を見入り、伝統ある能を楽しんでいました。味方さんは、「能は室町時代に始まり、六百年を得た古典芸能で和風ミュージカルです。能は難しいという先入観をすてて、軽い気持ちで観て何かをつかんで下さい。」と語っていました。
夜の部では、約300人の一般のファンが会場に集り、味方健さんから演目の解説を聞いた後、最初は茂山千三郎さんと松本薫さんによる狂言「鬼瓦」が、続いて能「融・舞返」が味方玄さんらによって演ぜられました。観客は奥の深い能と狂言の世界へと誘われ、終りに会場から盛大な拍手が送られていました。
開催場所
敦賀市 プラザ萬象