主催
日色ともゑとマリオネット 朗読と音楽の夕べ
開催期間 2003年4月26日
劇団民芸の女優として広く活躍する日色ともゑさんと、ポルトガルギター奏者の湯浅隆さん、マンドリン奏者の吉田剛士さんによるアコースティック・デュオ「マリオネット」が共演。哀愁漂う音色に乗せ、幻想的な物語の世界が展開されました。
日色さんは第1部で、動物たちの伝説を題材にした工藤直子さんの詩「でんせつ」を朗読。マンドリンと”涙の形”といわれるポルトガルギターから切なく、温かみのある弦の調べが流れる中、「クジラはときどきぷうぷうとため息を吹くことにしている」など、スライド映像とあわせてユーモラスな詩の世界を広げていました。第2部では、オリジナル音楽の創作を中心にポピュラー音楽などを演奏。第3部では、朗読が”ソロ”で行われ、最後に茨木のり子さんの詩集「マザー・テレサの瞳」などを題材に再び共演、またアンコールに応えて「蘇州夜曲」が演奏され、集まった約300人の聴衆は心に染み入るステージを堪能していました。
開催場所
福井新聞社「風の森ホール」