講　師：桑原 征平氏（元テレビ放送局アナウンサー。大阪芸術大学客員教授）
場　所：敦賀市・プラザ萬象
主　催：敦賀市連合婦人会
共　催：財団法人　げんでんふれあい福井財団
当財団では、敦賀市連合婦人会と共催して、平成17年11月12日に、敦賀市プラザ萬象にて、元テレビ放送局アナウンサーで、大阪芸術大学客員教授の桑原征平さんをお招きし、「大人達よ、子供に今こそ語ろう！」をテーマに文化講演会を開催しました。
講師の桑原さんは、最近のテレビ放送を巡る情報化社会の時事問題を始め、家庭生活における親子のマナー問題など多彩な話題を取り上げ、時折、漫談を交えた雄弁ぶりに、参加した約120人の会員らは、熱心に聴き入っていました。
はじめに、テレビが地上デジタル放送時代に入り、2011年には日本全土に及ぶ変革の時代を迎えることや、これに伴う家庭経済や家庭内での親子の処し方を大切にすることを指摘。
また、最近の都会と田舎の子どもたちの自然との共生問題の違いに触れ、自然環境への感動と体験を積むことの必要性を強調しました。
一方、家庭電気製品などの利便性が進んだこともあり、家庭内での親子間のルールや子どもへのしつけが放置されていることをあげ、温もりと思いやりのある対話を通じた「子育て」を提言しました。
最後に、地球環境問題や世界の宗教・文化の認識問題などに触れ、「国際平和を次代に引き継ぐためには、人間的「思いやり」の実践こそ大切」と訴え、講演を締めくくりました。